Garminでなく Wahoo ELEMNT を選択した理由
使用しているサイクルコンピュータ Wahoo ELEMNT
ロードバイクの購入した後、100kmライドへの挑戦を決め、ルートナビ付きのサイクルコンピュータの購入を検討し始めた、そのタイミングがちょうどWahooがGarminにない特徴を持った Wahoo ELEMNT の販売を始めた時期だった。
Wahoo ELEMNTの購入までは、
サイクルコンピュータ:Wahoo Fitness RFLKT for iPhone
ハートレートモニタ :TICKR
サイクリングセンサ:BLUE SC
を使用していた。RFLKTはサイクルコンピュータの機能は全てiPhoneで処理し、その表示だけとRFLKTで行う、いわばBluetooth通信可能なサイクルコンピュータ向け液晶ディスプレイであった。すでに RFLKT の販売は終了したらしく、Wahoo ELEMNT Mini に役割を引き渡したようだ。
iPhoneのWahooアプリを中心に Wahoo のセンサー・ディスプレイを1つ1つ増やしていった。見事にWahooにロックインされている。ルートナビ付きのサイクルコンピュータを検討し始めたときも、購入したセンサー類をそのまま使う前提で Wahoo ELEMNTが最有力候補として検討が始まった。
結論からいうと Wahoo ELEMNTには満足している。
Whaoo ELEMNTのスペックはWahooのページで確認できる。
- 白黒液晶
- IPX7(水深1.5 mまで防水)
- 最大17時間持つバッテリー
- Bluetooth LE, ANT+, WiFi
- GPS
- クラウドサービス と連携
特徴をまとめると、
1. カラー液晶を諦めた代わりにバッテリーの持ちが良い
2. スマホアプリとの連携を前提とした使い勝手の良いUI
3. アップデートで機能追加・不具合修正
4. Bluetooth LT, ANT+ 対応でGarminのアクセサリ含めて多種多様な機器と繋がる
5. iMessageで受け取ったチャット内容を表示する機能
6. 世界各国の地図を表示可能
7. STRAVAに走ったデータを自動アップロード
8. STRAVAで作成したルートを自動ダウンロードしてルートナビ
9. STRAVA以外のRideWithGPSやKomootとも連携可能
常にナビを使っているとバッテリーは結構減って行くのだが、それでも10時間は使える。200kmまでのロングライドなら途中で充電することなく利用できる。
特徴についてGarminのサイクルコンピュータとの比較で話したほうがわかりやすい人も多いだろう。下記のページやYouTubeが一番参考になる。
カラー液晶なのか、タッチ操作なのか、という点を除くとスペック的な違いはそれほど大きくない。大きな違いは設計思想だろう。
10年前ならいざ知らず、2018年現在だとスマホを持っていない、スマホを使いこなしていない人の方が少数派だろう。Wahoo ELEMNTを購入しておいて正解だった。
ところで最近気になるサイクルコンピュータが現れた。Acerの子会社 Xplova から発売された X5-Evo
- スマホでルートを現地でサクサク作れる
- カメラ付き
- Androidベースのサクサク動くストレスのないUI
というアドバンテージがあるようだ。これからルートナビ付きのサイクルコンピュータの購入を検討するのであれば、これは見逃せないだろう。
【本体、マウントのみ】Xplova(エクスプローバ) X5-Evo (X5 エボ) / HDビデオカメラ搭載 GPSサイクルコンピュータ / ドライブレコーダー機能搭載
- 出版社/メーカー: XPLOVA
- メディア: スポーツ用品
- この商品を含むブログを見る
スマートファンは有意義か? Wahoo KICKR HEADWIND Smart Fan
Wahoo KICKR HEADWIND Smart Fanの発送日が9月10日に決定した。
スマートファンという新しいプロダクトは受け入れられるのだろうか?
個人的には欲しい。今後の頑張って改善して行ってほしい。
心拍数に合わせた風力制御といった話を越えて、ZWIFTの地形と連携し、橋で横風が吹く、峠で寒い風が吹き抜ける、といった五感に感じる演出ができれば、リモートコントロール可能な扇風機で良いというレビュー結果にはならないだろう。
高い静粛性能を達成した Wahoo KICKR 2018
Wahoo KICKR はこれまで少しづつ改善を続けてきたが、2018年版の改善は静粛性能。
フライホイールを回す際の音がほとんど聞こえていない。静粛性は TACX NEO SMART が一歩抜きんでていたが追いついたと言って良い。すばらしい静粛性能を達成したようだ。音の次は振動対策だろうか?
2018年:
- 静音
2017年:
- DISCブレーキ用フレーム 対応
- Wahoo KICKR CLIMB 対応
2016年: KICKR2
- 高音ノイズ削減
- 持ち手改善
SELLA ITALIA Q-bik FLOW と Specialized Power EXPERT を比較する
ホログラフィック色の Power EXPERT の在庫がないようなので黒を購入した。
幅は 143mm。 店頭では143mmと155mmで見た目も結構違いが確認できた。可能なら店頭で坐骨幅を測ってから購入したほうが良いだろう。
これまでの SELLA ITALIA Q-bik FLOW
比較すると、長さだけでなく、坐骨の当たるあたりのデザインがまったく違うことがよく分かる。どの形が合うかは人それぞれだが、試した限りでは、Power Expert のほうがより安定したペダリングができている。特に、サドルの比較的前側に座ってのペダリング時は明らかに Power EXPERT のほうが安定する。今後、峠の登りでの違いを確認する。
局部の圧迫を防止するための穴の位置と大きさもかなり違う。
Power EXPERT にサドルを変更し、1時間ほどZWIFTで試したところ、局部の痺れがまったく起きなかった。ロングライドよりも、信号休みのないZWIFTのほうが局部の痺れが起きやすい。最初の1時間で問題がなかったのは幸先の良いスタートだ。
快適なZWIFTライフを実現するサドルは?
ロードバイクでZWIFTを長時間やっていると股間に痺れが発生しやすい。ロングライドで100km以上走らせているとき、どこかのタイミングで同じ問題が起きる場合がある。
感覚がなくなったあと、ギュッと引っ張られるような嫌な痛みが来ることもある。体に負担を掛けながらツーリングしている状態はできるだけ回避したい。
まったく痺れがでず、快適に走れる場合もあるので、フォームかなにかの問題もあるのだろう。根本的に治すのであれば、その原因を特定するべきだろう。しかしながら、あえてサドル交換で問題を解決する方法を検討する。
サドルで問題が起きた場合に進められているのは穴あきサドル。しかし、そもそも新車を購入したときに付いてきたサドルが穴あきサドルだ。つまり、穴あきサドルであれば痺れ問題を解決してくれうわけではない。
そこで調査を進めていくと、多数の Specialized の POWER EXPERT のレビュー記事が見つかる。一様に褒めている記事のため「本当か」と疑う気持ちがありつつも、流石にここまで肯定的な記事が多いのであれば試して見たくなる。
さっそく Specialized 銀座店で試してきた。
Specialized のサドルは幅の違いで3種類用意している。自分の坐骨幅に合わせて選択することを進めている。測定結果は 116mm の比較的狭い坐骨幅のため、選択するべきサドルは 143mm。 最も幅の狭いものが良いとのこと。
フィッティング機器に 143mm の EXPERT POWER を取り付け試用させて頂いた。EXPOERT ARC POWERも同時に確認。どうもARCではないノーマルのEXPERT POWERが合うようだ。
試用は短時間であり、長時間使用した場合の結果はわからない。しかし、試用した結果、たしかに前かがみの体制での股間への負担がこれまでとは違うことが確認できる。また坐骨がサドルにうまく支えられているようだ。ケイデンスを上げても安定感がある。
試用の結論としてコレは買いだろうと判断したが、事前チェックしていた ホログラフィック リフレクト色 の在庫がないとのこと。残念ながらオンラインストアでも在庫を切らせていた。
POWER EXPERT SADDLE HLG RFLCT 155(155mm ホログラフィック リフレクト): サドル|スポーツバイク用品の通販サイト|スペシャライズド・ジャパン
リベンジ:箱根旧道を休憩なしで登り切る
時速10km以下をキープし、無理をしないスタミナ配分で着実に箱根旧道を登る。一時間と少し越えたところで芦ノ湖が見えた。
去年の夏に初めて箱根旧道に挑んだ。
伊豆スカイライン、渋峠と登りきった自信があり、登りきるつもりだった。
いや、結局のところ登りきりはしたのか、、、
登りきったとは言え、それは悲惨な内容だった。
- 登り始めて畑宿に到着前にハンガーノックに近い状態へ
- 箱根大天狗山神社のカーブで力尽きかける
- 七曲りでなんども休憩をとり挫けそうになる
- 茶屋で休憩をとり安心していたら、まだ登りがあり心が折れそうになる
- 大観山に到着したのは5時を過ぎ、あたりがすでに暗い
- 真っ暗になるまでになんとか椿ラインを下り湯河原に到着
いま考えても、大観山までよく登りきれたものだと関心するレベルだった。
そこで箱根旧道リベンジ計画を開始する。
リベンジにはまずは失敗の反省点
- 小田原まで70km走った後、ほとんど休まず旧道にチャレンジした
- それを真夏の暑い時期にやった
- 急な坂が多い旧道でスタミナの調整に失敗
- 貧脚
こんなところだろう。
つまるところ、スタミナ不足の上にスタミナ調整を怠ったのだ。後になって考えてみれば失敗して当然だ。しかし、そのときには行けそうな気がした。まさに経験不足。
反省点を活かして下記の3点を実施する
- 多くの峠を登りスタミナの調整の経験値を向上させる
- 次回のチャレンジでは小田原まで輪行してスタミナをためておく
- ZWIFTで脚を鍛える
追加でお金での解決も試みる
- ホイールをアップグレード (アクシムからキシリウムプロへ)
- プロスケを 11-32T (105) から 11-30T (Ultegra)へ変更
- バイオレーサーで最適なポジションを出しセッティングを修正
- 前日にディエラーの調整
プロスケは32Tのほうが軽くペダルを回せるが、なかなか進まない。そこで 30T。
さて、リベンジの日きたる....
小田原まで計画通り輪行
小田原城を写真に納め、ここからは休み無しで芦ノ湖まで走り切る
旧道に入ってから、、、
- 無理をしないでゆっくりと登りだす
- 快調に畑宿に到着
- 箱根大天狗山神社のカーブをダンシングで切り抜ける
- 七曲りもダンシングを織り交ぜつつなんとか突破
- このタイミングで小雨がきて体を冷やしてくれる幸運あり
- 茶屋はパスしてどんどん進む
無事に芦ノ湖に到着
芦ノ湖湖畔の Bakery and Table で朝食をとる。
1Fで購入したパンを2Fのカフェで食べる
2Fのカフェからの見晴らしはすばらしい。残念ながら今日は霧がかかっているが、、、
おすすめはこのカレーパン
卵も入っている。このカレーパンだけでお腹が膨れる。
食事を終えて1Fに戻ったときにはすでに売り切れ
朝食後、大観山に登った後、椿ラインで湯河原を目指す。
小雨と霧で大観山からは富士山は全く見えず
湯河原側は晴天
ここのバス停は2本/日
観光客がいるところを見たことがない場所にバスが走っているところがすごい...
いずみの湯がお盆料金で値上げ中
新しくなった湯河原駅にはミストシャワー
邪魔にならないようにミストシャワーからは離れた場所で輪行パッケージングをして帰宅の途へ
最後にリベンジに向けた取り組みに活きなかった例
105からのお気楽アップグレードに、チェーンのアップグレードとプーリーのアップグレードがある。もちろん試してみた。どちらもお気楽アップグレードなだけあり、違いを感じ取るのは困難を極める。お気軽アップグレードはプラセボ効果も期待薄。