少しパニックになった大会前夜 緑のアルプス安曇野センチュリーライド 2018(その1)

某ロングライド系のコミックでも有名な安曇野センチュリーライド。大会前日の深夜長距離ドライブは妻の何気ない一言から始まった。

 

仲間と走るよりも気軽なシングルライドが好きだ。なにかと気を使うよりも一人で好きな様にロードバイクを走らせたい。オートバイに乗っていた頃とそこは変わらない。また、大会にも興味はない。ロードバイクで自分が考えたルートを自分のペースで好きな様に走らせるのが良い。

 

とは言え、たまにはイベントに参加してみるのも楽しいかもしれない。安曇野センチュリーライドは順位や完走時間も測らないユルイ感じが楽しそうだ。わずか5分でエントリーが埋まってしまう大人気大会だということなので、申込日はエントリー開始30分前から万全を期して、160kmコースの第一組のエントリーを獲得した。

aacr.jp

大会前日の5時半に横浜を出発。受付開始の10時開始時には現地に到着し万全の状態。

 

駐車場では

【受注終了】MK01ろんぐらいだぁす!TV Ver.(高宮紗希Edition)makinocf.wordpress.com

RX-8の頭上に掲げられているのを発見

 

おぉ、すげー、100万円のロードバイクだよ、と感動していると、アニメが印刷されたサイクルジャージを着こなすライダー達が自走で続々と到着してくる。

 

https://www.img-ikyu.com/contents/dg/guide/acc7/00001107/img/o_1.jpg?auto=compress,format&lossless=0

blogs.yahoo.co.jp

大会前日はとても良い天気だった。せっかくなので乗鞍高原まで車を走らせ昼食を取り、白骨温泉の泡の湯でこの露天風呂を堪能したかったのだが、なんと13:30で日帰り温泉は終了とのこと。残念ながら入り損ねてしまった。

 

www.baikoan.net

代わりに煤香庵の露天風呂へ。湯船は小さく、温泉の温度は熱く、じゃっかん残念な感じでしたが、写真のように趣のある場所だった。

 

alumu.com

昼食は乗鞍高原のアルムでおすすめのお蕎麦

 

白骨温泉を楽しんだ後、安曇野に戻りホテルにチェックインを済ませるともう16:00を過ぎていた。一休みして夕食に出かける。

 

wagyukuriya-fukao.co.jp

 

夕食はふか尾ですき焼きコースを堪能して明日の大会に向けて英気を養う。ここの飛騨牛のすき焼きはとて美味しく十分な量で大満足だった。

 

夕食の後、モンベルに寄ってホテルに戻る途中だった、「事件」が起きたのは、、、

 

それは妻の何気ない一言から始まった。

ロードバイク用の靴、持ったよね?」

 

...

...

...

 

「もってない、、、 忘れた、、、か?」

「いや待て、そんなはずは、、、」

「あかん、完全に忘れてたぞ」

 

大会前々日の晩にすべての用意を済ませたはずだったのだが、シューズだけ完全に頭からすっぽり抜けてしまっていた。電車輪行する場合もシューズは履いていくので、頭の中のチェックリストから漏れてしまっていたようだ。

 

若干パニックになりつつ、明日はキャンセルして観光かと思いを巡らせていると、

「今ならまだ間に合う」

と前向きな提案あり。

 

時間は 20:30 を過ぎている。自転車用のシューズを取り扱っている店はすでに閉まっているだろう。シューズだけでは駄目でSpeedplay Syzrのクリートも必要になる。取りに帰るしかない。確かに土曜のこの時間なら渋滞もないだろうから横浜まで3時間半くらいで到着するとして、大会の出発時間 5:20 には間に合いそうだ。

 

だが、本当に大丈夫なのか?運転を交代しながら行くとしても睡眠時間は車中での二時間ほどしか取れないだろう。それで 160kmを走りきれるのだろうか? それ以前に、妻にこんな無理な往復を手伝ってもらって良いものなのだろうか?

 

頭の中でなかなか情報が整理できないが、月曜日は有給休暇を取っていることだち少し無茶をしてもなんとかなるだろうと安曇野⇔横浜の深夜の往復を決断したのだった。深夜の7時間ドライブに付き合ってくれた妻には感謝しかない。

 

結果として無事に事故にも合わず午前3時には安曇野に到着し、無事160kmを完走したのだった。