Specialized の Power EXPERT サドルで 90km ライドした後のレビュー
サドルを スペシャライズド パワーサドル に取り替えてから、三浦半島を 90km ライドしてきた。
結論:コレは良い買い物だった。股間の痺れ感に悩まされているのであれば購入の検討を勧める
オススメなところ
坐骨がしっかりと支えられペダリングしやすく股間の圧迫感が大きく改善された。信号が少なく、長時間サドルに跨ったままの区間でも「しびれる感覚」は発生しなかった。特に前傾姿勢で尻をしっかり支えてくれている安心感がある。
残念なところ
前傾姿勢を解き、ママチャリのような姿勢をとると、尻の支え方が不安定になる。たまに姿勢を変え、背筋を伸ばしたい場合などに注意が必要。ロードバイクの乗っている間は基本的に前傾姿勢なので問題と考えなくて良い。
富士山ライドに初挑戦
Relive 'Fuji'
富士山ライドに初挑戦。せっかくなので海抜0メートルから富士五合目を目指す。
新富士まで輪行。田子の浦みなと公園で太平洋を確認したのち富士山スカイラインで富士五合目を目指す。その後、御殿場駅へ向かう予定。
結果は、初の途中ギブアップ。
スタミナ配分や休みのとり方など改善すべき点は多いが、ギブアップのきっかけは水と補給食が尽きたこと。コンビニも何もない場所を永遠と登り続ける場合の対策が十分ではなかった。五合目まで残り5kmの七曲り駐車場までは到達したものの、これ以上の無理は熱中症&ハンガーノックにつながると判断した。
五合目は次回に持越しだ。
帰宅後ストラバで確認したところ、富士山スカイラインの旧料金所跡の気温が38度になっているのを最高に、基本的に30度超え。180号線に入る前のタイミングでダブルボトルに水を満タンにしておいたが足りなかった。自分にとっては今日はもう一本分を用意するくらいでちょうど良かったのだろう。
始発のこだまで新富士へ
8:00頃はくもりで富士山はまったく見えず。太陽は出ていないが、汗が吹き出す気温だ。
公園から富士スカイラインを目指すがいきなりルート選択ミス。自転車侵入禁止の陸橋を越えられなかったため、近くの歩道橋を探した。富士山ルート3776となっている。
180号線に入ると自動販売機すらないという情報を見ていたため、少し前の自動販売機で購入した水でボトルを満たす。
180号線との交差点にも自動販売機があった。これ以降は本当にない。
まずは一合目で記念撮影
富士宮口への分岐地点
旧料金所跡で一休み。すでに12:00を過ぎており補給食も底をついた。
補給食と水不足がギブアップの直接の原因であったとしても、この料金所の手前にある西臼塚駐車場でしっかり休むべきだった。
休憩後に五合目を目指す
富士山が見える
登っていくと更に大きく見える
残り8kmあたりで水がボトル半分をきり、6kmでほぼ無くなった。この時点で頂上までは難しいなと考えつつ粘れるだけ粘ってみるが、七曲り駐車場到着前に水の残りが一口程度。これ以上進むのは危険なので記念撮影だけして下山。
かなりヘトヘトの状態ですでに危ない。
下山途中の森の駅 富士山で補給。ふじさんソフトを頂く。
御殿場からだとココで最後の補給ができるようだ。
Garminでなく Wahoo ELEMNT を選択した理由
使用しているサイクルコンピュータ Wahoo ELEMNT
ロードバイクの購入した後、100kmライドへの挑戦を決め、ルートナビ付きのサイクルコンピュータの購入を検討し始めた、そのタイミングがちょうどWahooがGarminにない特徴を持った Wahoo ELEMNT の販売を始めた時期だった。
Wahoo ELEMNTの購入までは、
サイクルコンピュータ:Wahoo Fitness RFLKT for iPhone
ハートレートモニタ :TICKR
サイクリングセンサ:BLUE SC
を使用していた。RFLKTはサイクルコンピュータの機能は全てiPhoneで処理し、その表示だけとRFLKTで行う、いわばBluetooth通信可能なサイクルコンピュータ向け液晶ディスプレイであった。すでに RFLKT の販売は終了したらしく、Wahoo ELEMNT Mini に役割を引き渡したようだ。
iPhoneのWahooアプリを中心に Wahoo のセンサー・ディスプレイを1つ1つ増やしていった。見事にWahooにロックインされている。ルートナビ付きのサイクルコンピュータを検討し始めたときも、購入したセンサー類をそのまま使う前提で Wahoo ELEMNTが最有力候補として検討が始まった。
結論からいうと Wahoo ELEMNTには満足している。
Whaoo ELEMNTのスペックはWahooのページで確認できる。
- 白黒液晶
- IPX7(水深1.5 mまで防水)
- 最大17時間持つバッテリー
- Bluetooth LE, ANT+, WiFi
- GPS
- クラウドサービス と連携
特徴をまとめると、
1. カラー液晶を諦めた代わりにバッテリーの持ちが良い
2. スマホアプリとの連携を前提とした使い勝手の良いUI
3. アップデートで機能追加・不具合修正
4. Bluetooth LT, ANT+ 対応でGarminのアクセサリ含めて多種多様な機器と繋がる
5. iMessageで受け取ったチャット内容を表示する機能
6. 世界各国の地図を表示可能
7. STRAVAに走ったデータを自動アップロード
8. STRAVAで作成したルートを自動ダウンロードしてルートナビ
9. STRAVA以外のRideWithGPSやKomootとも連携可能
常にナビを使っているとバッテリーは結構減って行くのだが、それでも10時間は使える。200kmまでのロングライドなら途中で充電することなく利用できる。
特徴についてGarminのサイクルコンピュータとの比較で話したほうがわかりやすい人も多いだろう。下記のページやYouTubeが一番参考になる。
カラー液晶なのか、タッチ操作なのか、という点を除くとスペック的な違いはそれほど大きくない。大きな違いは設計思想だろう。
10年前ならいざ知らず、2018年現在だとスマホを持っていない、スマホを使いこなしていない人の方が少数派だろう。Wahoo ELEMNTを購入しておいて正解だった。
ところで最近気になるサイクルコンピュータが現れた。Acerの子会社 Xplova から発売された X5-Evo
- スマホでルートを現地でサクサク作れる
- カメラ付き
- Androidベースのサクサク動くストレスのないUI
というアドバンテージがあるようだ。これからルートナビ付きのサイクルコンピュータの購入を検討するのであれば、これは見逃せないだろう。
【本体、マウントのみ】Xplova(エクスプローバ) X5-Evo (X5 エボ) / HDビデオカメラ搭載 GPSサイクルコンピュータ / ドライブレコーダー機能搭載
- 出版社/メーカー: XPLOVA
- メディア: スポーツ用品
- この商品を含むブログを見る
スマートファンは有意義か? Wahoo KICKR HEADWIND Smart Fan
Wahoo KICKR HEADWIND Smart Fanの発送日が9月10日に決定した。
スマートファンという新しいプロダクトは受け入れられるのだろうか?
個人的には欲しい。今後の頑張って改善して行ってほしい。
心拍数に合わせた風力制御といった話を越えて、ZWIFTの地形と連携し、橋で横風が吹く、峠で寒い風が吹き抜ける、といった五感に感じる演出ができれば、リモートコントロール可能な扇風機で良いというレビュー結果にはならないだろう。
高い静粛性能を達成した Wahoo KICKR 2018
Wahoo KICKR はこれまで少しづつ改善を続けてきたが、2018年版の改善は静粛性能。
フライホイールを回す際の音がほとんど聞こえていない。静粛性は TACX NEO SMART が一歩抜きんでていたが追いついたと言って良い。すばらしい静粛性能を達成したようだ。音の次は振動対策だろうか?
2018年:
- 静音
2017年:
- DISCブレーキ用フレーム 対応
- Wahoo KICKR CLIMB 対応
2016年: KICKR2
- 高音ノイズ削減
- 持ち手改善
SELLA ITALIA Q-bik FLOW と Specialized Power EXPERT を比較する
ホログラフィック色の Power EXPERT の在庫がないようなので黒を購入した。
幅は 143mm。 店頭では143mmと155mmで見た目も結構違いが確認できた。可能なら店頭で坐骨幅を測ってから購入したほうが良いだろう。
これまでの SELLA ITALIA Q-bik FLOW
比較すると、長さだけでなく、坐骨の当たるあたりのデザインがまったく違うことがよく分かる。どの形が合うかは人それぞれだが、試した限りでは、Power Expert のほうがより安定したペダリングができている。特に、サドルの比較的前側に座ってのペダリング時は明らかに Power EXPERT のほうが安定する。今後、峠の登りでの違いを確認する。
局部の圧迫を防止するための穴の位置と大きさもかなり違う。
Power EXPERT にサドルを変更し、1時間ほどZWIFTで試したところ、局部の痺れがまったく起きなかった。ロングライドよりも、信号休みのないZWIFTのほうが局部の痺れが起きやすい。最初の1時間で問題がなかったのは幸先の良いスタートだ。