5800系 105 コンポの不満点
CANYON Endurace CF7.0 2016/2017 モデルに標準装備されていたコンポーネントはシマノの 5800系 105
ZWIFT 分も換算すると 10000km弱 使ってきた。最初は不満なく使ってきた機材だが、長期間使っている間に改善したい点が見えてくる。
2016年時点でシマノのコンポーネントは 105 以上がリア11速対応。105、アルテグラ、デュラエースの間に機能的に大きな差はなく、価格と重量が最も目に見える差。パーツの出来具合は多数あるレビューの内容を読み解くしかない。
コンポの違いとして指摘されている点は次の6点
- 軽い
- 効率が良い
- 耐久性が高い(寿命が長い)
- 剛性が高い
- ブレーキ性能が良い
- 変速操作が鋭い
このうち、ブレーキ性能と変速性能の2点がロングライドに大きく関わってくるだろう。ブレーキ性能については 105 で問題は感じない。改善したい点は変速機能。
専門店でディレイラー調整した後もどこか納得がいかない。
リア側の変速は調整後はスパン・スパンと気持ちよく変速するのだが、フロントディレイラーのインナーからアウターへの変速が重く使い勝手が悪い。また、フロントディレイラーのトリム動作が決まらない。インナートップ付近でのディレイラーとチェーンの擦れを取るためのトリム操作(L-トリム → ロー)に違和感がある。ディレイラー調整の際に確認してもらったところ、ディレイラー側でのトリム動作に問題はないが、レバー側がカチンというフィードバックがうまく動いていないようだ。調整が悪いのか、機器側で問題が発生しているのか... 複数の店舗でディレイラー調整をお願いしたことがあるが、この問題は治らない。
短距離ライドではそれほど気にならない点なのだが、長距離ライドでは変速するたびに「なんとかならないのか?」と不満が積る。
アルテグラDi2 にアップグレードすればトリム動作は一気に改善する。
Di2ではトリム動作が自動で行われる。不満解決には一番良い選択だが、フレーム側に問題がある。CANYONのフレームは機械式(ワイヤー用)と電動式の二種類存在し、機械式のフレームは電動コンポの内装が未サポートだ。Di2を取り付ける場合、外装になってしまい格好わるい。見栄えの悪さはできるだけ避けたい。
SRAM RED eTapを選択すれば無線のためフレームの問題は解決される。
しかし、いかんせん高い。電動コンポだけのセットで20万円を超える。また、シフトボタンを押してから実際にシフトが行われるまでにタイムラグがあるとのこと。
コンポをアップグレードするなら電動にしたいところだが、機械式のアルテグラへのアップグレードが現実的な所だろう。
Trainer Rocker Plate で快適なZWIFT環境を構築する
Wahoo KICKRの防振と快適なZWIFTの環境のためCOPLATEというRocker Plateを使用している。カチッと固定された環境でスマートトレーナーを使うことに慣れていると左右に振れる感覚に戸惑う。ジャイロ効果が働いていないため、実走とは違ったバランスのとり方が必要になる。
最近はより洗練された製品が開発されているようだ。
CycleOpsが開発したRocker Plate。Eurobikeで展示されていとのことだが、現時点では未発売のようだ。サイズが大きく重量がかなりありそうなプレートだ。一度設置したら長期に渡って動かすことは考えないほうが良いだろう。
個人でコレを設置できる空間を持っている人は羨ましい。
CycleOps Shows Off New Indoor Trainer Moving Platform | DC Rainmaker
こちらはもう少しコンパクトな製品。£399 で実際に発売されているらしい。
今買うならコレが良いかもしれない。
手作りも含めて様々な Rocker Plate が確認できる
XV e-BOXER の試乗
正式発表に伴って XV e-BOXER の試乗車が多く用意された。今日(10/13)にナンバーが付いた形で納車され試乗可能。横浜近辺では下記のディーラーで試乗できる。
新山下のディーラーだと、「高速でベイブリッジを通り大黒ふ頭のパーキングで折り返して戻る」という高速道路での試乗ができる。XVに決めたのは、高速道路での安定性と操舵性に満足したことが大きい。市街地での試乗では味わえないXVの性能を感じられる。
高速道路を100km でXVを走らせたときの安心感はBMWやアウディの安心感に通じるものがある。道路に四輪が吸い付いている感じとカーブでの安定性。アウトバーンを180kmですっ飛ばしても怖さを感じさせないBMWやアウディの安定感に匹敵するかは確認できないが、新東名の最高120kmが上限の日本の高速道路では十分な性能だろう。
XV 2.0i-S の試乗と比較すると、アクセルを踏むと「スーーー」と車が加速する。フォレスター Advance ではアクセルを踏んだ際の加速に重い感触を受けたが、XV Advance は素直に加速する。マイルドハイブリッドはガソリン車に近いフィーリングかと想像していたが、どちらかと言えばプリウスなどのストロングハイブリッドに近い。ガソリン仕様車とは異なる。
プリウスなどのストロングハイブリットとは異なり、少し加速を強めるとエンジンが動き出す。モーターでグイグイと引っ張っている感じはない。
ブレーキは基本的にはプリウスなどの回生ブレーキのフィーリング。「グググッ」と足にくるフィーリングはあまり好きではないが、慣れてしまっているのでそこまで気にならない。
マルチファンクションディスプレイでエンジンとモーターの使われ具合を確認できる。
試乗前の撮影会
あまり見かけない天井部分も撮影しておいた
Canyon Endurace 2019年モデル
現時点では ENDURACE のみ2019年モデルになっている
2万円程度の送料を考えてもやはり安い。特にDi2仕様など高級仕様になればなるほど差がひらく。次のロードはTREKにしようと考えていても、この圧倒的な値段差が頭をよぎる。
Canyonに値段で勝負できない既存の自転車ブランドは、強力なブランド戦略を取っていくことになるのだろう。初心者を除けば、嗜好品的要素が強い高級ロードバイクの購入は値段だけでは決まらない。自転車販売店からすればやってられない話とは言え、メーカー直販でなくともインターネット店舗とは常に競合する時代だ。中長期的な視点からすれば、販売店においている自転車を買いたいと思わせる何かがなければ行けないだろうし、適度な競争が働くことでユーザーにもメリットがある環境が望ましい。
DISCブレーキ仕様のDura Ace Di2 のSLXモデルで 約74万円
キャリパーブレーキ仕様の Ultegra Di2 のモデルで 約29万円
キャリパーブレーキ仕様の105 のモデルで約16万円
スバル XV e-BOXER のイメージは本牧
XV e-BOXERの先行パンフレットには Honmoku Pizza が 1,200円 と記載されている左下の看板。Boogie Cafe と書かれている。たまたま購入を決めた XV e-BOXER パンフレットのイメージが自分が住んでいる街だったとは。
これぞ本格派!本牧の老舗ダイナー「BOOGIE CAFE」 | MotoBe 20代にバイクのライフスタイルを提案するWEBマガジン、モトビー
スバル XV e-BOXER は後部座席を倒すとフラットなラッゲージスペースになる
2018年10月6日からの東京モーターフェスで10月発売予定の スバル XV e-BOXER が展示されている。南九州スバルや信州スバルのディーラーには試乗車が出回っているようだが、関東周辺ではこのイベントが初お披露目になるようだ。
Car Watchが基本的な内容はレポートしてくれているので、ここではロードバイク乗りの視点で考える。
ロードバイクをラッゲージスペースに積み込むことを考えれば、ラッゲージスペースがフルフラットに越したことはない。
残念ながら、XVのガソリン仕様車ではトランクルームと後部座席を倒した部分に4センチ程度の段差がある。
ハイブリッド仕様の XV e-BOXER では後部座席を倒すとトランクルームがフルフラットになる。トランクルームの下部にハイブリッド用のバッテリーが追加で収められた分で段差が解消されたようだ。最初からハイブリッド仕様車で段差がなくなるように設計していたのだろう。
ロードバイクを積み込むにしても、車中泊を計画するにしても嬉しいポイントだ。
ところで、先行発表された Webページの XV e-BOXER のイメージと比較すると、太陽光の下で見る限定色のラグーンブルー・パールは青みが強く好ましい発色をしている。
パンフレットの色味が気に入らず、クールグレーカーキーを選択したが、限定色でも良かったかもしれない。
Webのイメージ図
実際の発色
エンジンルームには e-BOXER の文字。バッテリーが2台ついている。
運転席から撮影したインテリア
e-BOXER 専用のブルー内装を色味を懸念していたが、意外と悪くなく気に入った。
2点ほど気になった点がある。
(1)シートの色味と質感が少し安っぽい感じがする
(2)扉の白の布地が安っぽい感じがする
感じ方は人それぞれなので私はそう感じたとしか言えないのだが、自分としては残念なところ。本革シートではどうなっているのかを楽しみに納車を待とう。